リハビリの楽しみ(急性期病院)

かんブログ

先生と話せるのが嬉しくて、楽しみにしていたリハビリ時間ですが、
PT(行動療法)については、後2つ嬉しい事がありました。

それは、足のフットポンプを取ってもらえるのと、
足を動かしてくれるので、その後が本当に楽だと感じられること。

フットポンプは、静脈血栓症防止の為、入院直後から装着されていました。
24時間ずっと、フットポンプの「シュー」という音がしていて。
回復期病院に行って、付けなくてよくなったら、音がないのが変で
帰って落ち着かなくなるくらい。

まず本人が体調が悪すぎて、気にするどころではなかったのはありますが、
正直常に圧迫されたり緩んだりされるは嫌ではなく、単に暑かっただけ。

取ってもらえると、ひんやりした空気に足が触れて、気持ちよくて。
涼しさを感じると同時に、ホッとしたものです。
フットポンプと同時に医療用弾性ストッキングも履いていたので、
解放感も倍増だし、とにかく暑かった。

最初、看護師さんから、「だんせいストッキング用意してください」と言われても
分かりませんでした。「男性ストッキング??」しか変換浮かばず。
元医療従事者の母はすぐにわかったらしく、「弾性ストッキングね、はい」と。

何がくるんだろうと思っていたら、白くて長い、女性が夜寝る前に足のむくみを
取るために履くのに似てるけど、全く愛想のないやつが来ました。

白で太ももの真ん中位まであって、当然自分では履けないので履かせてもらって。
むくみ防止の靴下が、ものすごく強力になった感じ。

元々が靴下苦手なので、最悪だと思いましたが、ほんの少しで慣れ、履いてる方が楽に。
人間、動けないと何でもすぐ慣れてしまうものだなと我ながら感心しましたね。

でも、この上にフットポンプは暑すぎて、ずっと付けていると痒くなってくる。
もう本当に辛くて、夜中は看護師さんに「次の見回りまでね」という約束で
取ってもらっていました。おかげで良く寝られましたね。

そして、PT(理学療法)の先生は、フットポンプを外してくれる上、
靴下だけにして動かしてくれるので、涼しい上に足が本当に楽になって、
その後は全身の調子がよくなる感じがしました。

力が入らない足ってすごく重いそうなのですが、理学療法士の方は笑顔で
たわいもない話をしながら動かして下さって。
先生が来られない日等は、本当にがっかりでした。

何もできない分、一人でボーっとしている時間が長いので、先生や家族、
看護師さんが来ると、話す時間は短くてもホッとしました。

母は毎日病院に来てくれていましたが、水が飲みたい時にお願いすれば、
すぐに飲ませてもらえるってだけで私には本当に嬉しい事でした。

夕飯後、寝る準備などをして帰っていくのですが、退院後に聞いた話では、
本当にその時の私は情けない顔をしていたそうです。

「いくつになっても子供だからね、そんな顔をしてるのを置いて帰るのは辛かった」
と言っていました。

本人が意識していたわけではないのですが、母が帰った後の時間が本当に長くて。
2時間ごとの見回りの時に、寝ていなければお水を貰って、寝返りを打たせてもらって、
冷却ジェル枕を取り換えてもらって。
それでも、多くの人が動き始め、話し声があちこちから聞こえてくる6時が待ち遠しかったです。

夜の話はまた書きますが、今思い出しても、食事と夜は辛かった印象しかありません。
今日は楽しみだったことがテーマなので、それはまたいずれ。
次はOT(作業療法)についても書こうと思います。

↓ランキングに参加しています。クリックいただけると嬉しいです。
にほんブログ村 病気ブログ ギラン・バレー症候群へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 心地よい暮らしへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました